問題番号 : 96I32
56歳の男性。右の難聴を主訴に来院した。昨夜飲酒後,自転車で帰宅途中に転倒し右側頭部を強打した。一瞬の意識消失があったが,右耳の聴力低下以外の自覚症状がないため,そのまま帰宅した。翌日になっても右の難聴が治らない。めまいはなく,頭部単純CTでも異常は認められない。右耳の聴力像(A)と左右のインピーダンスオージオグラム(B)とを示す。考えられるのはどれか。
画像診断:上画像参照。診断:外傷後伝音難聴(耳
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。