問題番号 : 96I27

7か月の乳児。健康診査で来院した。在胎38週,自然分娩で出生した。出生体重3,000g,身長49.0cm。母乳栄養。5か月時から離乳を開始した。離乳食は,舌でつぶせる固さにして1日2回与えている。寝返りするが,這い這いはしない。欲しいものに手を出してつかむ。名前を呼ぶと振り向き,お坐りができる。顔の上に布をかけると自由にとる。三種混合ワクチンの第1期とポリオワクチンの1回目とは接種済みである。来院時体重8,900g。大泉門は2×2cmである。心雑音はない。肝は弾性軟で右肋骨弓下に3cm触知する。Moro反射はない。
 この児で正しいのはどれか。2つ選べ

正解
a, d
国試正答率
90%

Assessment
這い這いできていなくても,ほかの発達ができているので異常

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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