問題番号 : 96F23

18歳の男子。全身けいれん発作が短かい間隔で次々と反復して,1時間以上続くため,救急車で搬入された。診察時,失見当識,記銘力減弱を認め,意識は混濁している。体温37.0℃。呼吸数16/分。脈拍72/分,整。血圧130/70mmHg。診察中,突然,強直性間代性の全身けいれん発作が再出現した。
この患者に対する適切な処置はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
けいれん発作が反復しており,その間,意識障害がみられるこ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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