問題番号 : 96F20
7か月の乳児。嘔吐と白色下痢とを主訴に来院した。昨夕,38.7℃ の発熱があり,嘔吐7回と白色水様下痢12回とがみられた。今朝から元気がなく,うとうとするようになった。意識は傾眠状である。体重7,500g。体温38.6℃。脈拍130/分,整,微弱。四肢に冷感がある。皮膚は乾燥し,緊張度は中等度に低下している。1週前の体重は8,350gであった。脱水の重症度判定に最も重要な指標はどれか。
Assessment:脱水の輸液において,脱水量+維持量を補正するが,ここにお
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。