問題番号 : 96D28

26歳の女性。皮膚の黄染を主訴に来院した。3日前に37.6℃ の発熱,全身倦怠感および食思不振が出現し,尿が褐色になった。今朝,皮膚の黄染に気付いた。この6か月性的接触はない。飲酒歴はない。皮膚と眼球結膜とに黄染を認める。肝を右肋骨弓下に3cm触知する。血清生化学所見:総ビリルビン6.2mg/dL,直接ビリルビン4.8mg/dL,AST 720単位,ALT 960単位。免疫学所見:IgM-HA抗体陽性,HBs抗原陰性,HCV抗体陰性。
この疾患で正しいのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
若年者に黄疸,発熱などの全身症状が急性に出現し,トランス

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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