問題番号 : 96C2

本問は,96C1~3の連問の一部です。

27歳の妊婦。妊娠38週。陣痛を訴えて来院した。
妊娠・分娩歴:23歳時に初めて妊娠し,10週で自然流産した。
既 往 歴:特記すべきことはない。
現  症:身長158cm,体重57.5kg。体温36.4℃。脈拍84/分,整。血圧132/80mmHg。8分周期の規則正しい子宮収縮を認める。内診所見:子宮口2cm開大,展退度50%,先進部は児頭でSP 0,頸部硬度は中,子宮口の位置は中央である。
6時間後の内診所見は来院時と変化はない。この時の胎児心拍数陣痛図を示す。
胎児心拍数陣痛図の所見はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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