問題番号 : 96A39
26歳の未妊女性。3か月前から不正性器出血が持続し来院した。結婚後2年経過したが妊娠に至らない。子宮は軽度腫大し,付属器を触知しない。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め,両側卵巣に多数の卵胞を認める。基礎体温は低温一相性。血中ホルモン値:LH 12.8mIU/mL(基準2.1~7.0),FSH 5.0mIU/mL(基準4.4~8.0),エストラジオール62pg/mL(基準25~75)。内膜組織診のH-E染色標本を別に示す。この患者に対する適切な治療はどれか。2つ選べ。
画像診断:上画像参照。Assessment:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。