問題番号 : 96A35

生後40日の乳児。昨日から不機嫌となり,今朝吐血したため来院した。在胎40週,自然分娩,体重3,040gで出生した。Apgarスコア9点(1分),10点(5分)。母乳栄養である。今朝2,3回けいれん様に体をふるわせた。身長52cm,体重3,850g。大泉門はやや膨隆している。痛み刺激への反応が少し鈍い。心雑音はなく,ラ音も聴取しない。腹部は軽度膨隆しているが,腫瘤は触れない。肝を右肋骨弓下に1cm触知する。脾は触れない。膝蓋腱反射は亢進し,Babinski徴候は陽性である。
この患児で低値が考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
60%

Assessment
生後40日の乳児で,吐血と頭蓋内病変を示唆する神経所見を

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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