問題番号 : 95G40

53歳の女性。1か月前から下腹痛に加え腹部膨満感があり,近医を受診し下腹部腫瘤を指摘され来院した。閉経51歳。身長158cm,体重57kg。腹囲83cmで臍上に達する腫瘤を認めた。内診では子宮は凹凸のある腫瘤と一塊となり,可動性はなかった。腫瘍マーカーはCEA 77.4ng/mL(基準5以下),CA19-9 805.3U/mL(基準37以下),CA125 52.0U/mL(基準35以下)であった。下腹部MRIのT2強調像(A)を別に示す。卵巣腫瘍の診断で開腹手術を行ったが,腹腔内に散在する腫瘍の一部は切除できなかった。腹水は約300mLで血性であった。摘出卵巣腫瘍のH-E染色標本とアルシアン・ブルー染色標本(BC)とを別に示す。
正しいのはどれか。2つ選べ

正解
c, d
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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