問題番号 : 95G25

18歳の女子。肛門部痛を主訴に来院した。6か月前から37℃ 前後の発熱が時折出現するようになり近医を受診したが原因不明であった。2週前から口内炎,肘関節痛および肛門部痛が出現し,体重も2kg減少した。来院時,体温37.6℃。右下腹部に圧痛を伴う腫瘤を触知する。肛門周囲に瘻孔と腫脹とが存在し,圧迫で排膿を認める。血液所見:赤沈48mm/1時間,赤血球310万,Hb 9.1g/dL,白血球9,800,血小板51万。CRP 6.8mg/dL。
診断確定に有用な検査はどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
90%

Assessment
若年女性に持続する発熱,右下腹部の腫瘤,口内炎,痔瘻,関

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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