問題番号 : 95G11

1歳の男児。不機嫌と食欲不振とを主訴に来院した。昨夜から突然39℃ 台の発熱をきたしている。突発性発疹は罹患済みである。軟口蓋に紅暈を伴った小水疱を認めるが,口腔前方部と歯肉部とには認めない。
この疾患について正しいのはどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
軟口蓋に水疱形成している所見からヘルパンギーナを考える。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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