問題番号 : 95G3

69歳の女性。家族に伴われ来院した。12年前から手指振戦,無動および歩行障害のためにドパミン作動薬による治療を受けてきた。最近症状が悪化したので薬を増やしたところ,「Aちゃん(孫の名前)が呼んでいる。」と言い,夜中に飛び起きて近隣を歩き回ったり,大声での独り言が目立ち,家族が注意しても言動が改善しなくなった。身長150cm,体重48kg。意識は清明。四肢腱反射低下。両手首と肘とに筋強剛を認める。歩行は前屈みで両腕の振りを認めない。
この患者でまず行うべき薬物療法はどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
①意識変容:幻覚,言動の変化
②錐体外路症状:筋強剛,前

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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