問題番号 : 95F49

本問は,95F49~50の連問の一部です。

72歳の女性。右膝関節の疼痛と腫脹とを主訴に来院した。
現病歴:2年前から長時間の歩行後右膝痛を自覚し,最近正座が困難となった。10日前から右膝痛が増強し,歩行困難に続いて腫脹感も自覚するようになった。
既往歴:6年前に胆石の手術を受け,その後体重が10 kg増加した。右膝には外傷歴はない。
現 症:身長152 cm,体重62 kg。両膝はやや内反傾向で,右膝に関節水腫と軽度の屈曲制限とを認める。右膝関節内側に圧痛と屈曲時の異常音とを認める。
検査所見:血清生化学所見:総蛋白6.8 g/dL,AST 22 IU/L,ALT 30 IU/L。CRP 0.3 mg/dL。右膝エックス線単純写真で内側関節裂隙の狭小化と軟骨下骨の硬化像とを認める。外側の関節面には異常所見はみられない。
この患者に勧める生活指導で誤っているのはどれか

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
高齢者の膝関節痛で,まずは変形性膝関節症を考える。関節リ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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