問題番号 : 95F33

本問は,95F33~34の連問の一部です。

次の文を読み,33,34の問いに答えよ。
23歳の女性。会社員。初診時の医療面接で以下のような会話がなされた。
医師① 「どんなことでお困りですか。」
患 者 「頭が痛くて困っているので診てもらおうと思って来ました。」
医師② 「そうですか,じゃーその頭痛がいつから始まって,その後どうなったか詳しく教えて下さい。」
患 者 「ええ,高校生のころから時々頭が痛くなっていたのですが,最近数か月は度々痛くなって,ひどいときには会社を休まなければならないほどです。そんなときには嘔吐もします。」
医 師 「会社を休まなければいけないんじゃ,大変ですね。」
患 者 「ええ,もう何とか治して欲しいと思います。」
医 師 「そうですね,できるだけのことはしたいと思います。」
患 者 「先生,私何か悪い病気にでもなったのではないでしょうか。」
医師③ 「心配なことでもあるのですか。」
患 者 「例えば,脳腫瘍とか。」
医 師 「脳の悪性腫瘍を心配しておられるのですね。」
患 者 「・・・・・・・。」
医師④ 「じゃー,次に頭痛の性状と部位と随伴症状について教えて下さい。」
患 者 「・・・・・・・。」
医師⑤ 「頭痛はズキズキするような痛みですか。」
患 者 「ええ,そうです。」
この医師の質問のうちclosed questionはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
医療面接の問題。専門用語を用いた質問により会話が止まって

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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