問題番号 : 95D45

8歳の女児。疲れやすいため母親に連れられ来院した。2年前から低身長,頻回の嘔吐および運動後の激しい疲れに気付いていた。2か月前に右半身のけいれんが2回あり,けいれん後に一過性の視力障害があった。母親も低身長であり,糖尿病の治療を受けている。来院時,全身の骨格筋にやせと脱力とがあり,軽度の難聴を認める。血清生化学所見:AST 65U/L,ALT 50U/L,CK 200U/L(基準10~40),乳酸47mg/dL(基準5~20)。
診断はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
CK上昇を伴う筋力低下,筋萎縮があり,筋疾患を疑う。低身

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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