問題番号 : 95D35

15歳の女子。上気道炎罹患後10日目ころからの全身倦怠感を主訴に来院した。血圧148/92mmHg。扁桃の肥大を認める。尿所見:タンパク2+,潜血2+,沈渣に赤血球20~30/1視野,赤血球円柱1~5/1視野。血清生化学所見:総タンパク7.2g/dL,アルブミン4.1g/dL,クレアチニン0.7mg/dL。
診断のために必要な検査項目はどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
90%

Assessment
上気道炎罹患後10日目からタンパク尿,血尿,高血圧が出現

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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