問題番号 : 95D3

生後4週の新生児。正期産,体重3,025gで出生した。黄疸が続いているために来院した。全身状態は良好で機嫌も良く,母乳の飲みも良い。便は生後1週ころから粘土状で白っぽい。腹部はやや膨隆し,右肋骨弓下に肝を2cm触知する。血液所見:赤血球370万,Hb 12.3g/dL,Ht 38%,白血球11,000。血清生化学所見:総ビリルビン8.5mg/dL,直接ビリルビン5.6mg/dL,AST 110U/L,ALT 90U/L,ALP 980U/L(基準320~1,140)。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
直接ビリルビン優位の上昇,肝トランスアミナーゼの上昇より

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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