問題番号 : 95C13

25歳の1回経産婦。妊娠38週で昨夜から3,4分毎の自然陣痛が発来し,翌朝破水を訴え入院した。今回の妊娠経過中に異常は指摘されていない。入院時の内診所見では子宮口3cm開大,展退度80%,破水していた。児は第2頭位で推定体重が2,700g,先進部は浮動していた。胎児心拍数陣痛計を装着し陣痛室で観察していたところ5時間後の内診で,子宮口5cm開大,展退度80%,先進部はほぼ固定,小泉門を3時の位置に触れた。この時点の胎児心拍数陣痛図を示す。
次に行うべきことはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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