48歳の男性。約10年前からB型慢性肝炎で加療中であったが,腹部超音波検査で異常を指摘されたため来院した。血液所見:赤血球424万,Hb 13.8g/dL,Ht 40%,白血球4,600,血小板9万,プロトロンビン時間12秒(基準10~14)。血清生化学所見:アルブミン4.3g/dL,総コレステロール156mg/dL,総ビリルビン0.9mg/dL,AST 52U/L,ALT 46U/L,コリンエステラーゼ480 U/L(基準400~800)。α-フェトプロテイン〈AFP〉126ng/mL(基準20以下)。HBs抗原陽性,HCV抗体陰性。ICG試験(15分値)10%(基準10以下)。腹部超音波検査で肝に孤立性の腫瘤を認め,門脈は開存していた。腹部ダイナミックCTの経時的画像(A,B)を示す。肝以外に特に病変はみられない。
最も適切な治療法はどれか。