問題番号 : 94F16

2か月の乳児。母親の妊娠経過中特に異常はなく,在胎40週,自然経腟分娩で出生した。Apgarスコア9点(1分)。生後24時間以内に胎便の排泄がなく,2生日に胆汁性嘔吐と腹部膨隆とがあり,浣腸で悪臭を伴う胎便を排泄した。その後も自然排便は認められず,浣腸や腸洗浄をしながら経過を観察していた。2生日の胸腹部単純エックス線写真(A)と2か月時の注腸造影写真(B)とを示す。
この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
60%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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