問題番号 : 94E34

48歳の男性。けいれん発作のために来院した。28歳のとき,幻覚,妄想および興奮のために3か月の入院治療を受け,以後は抗精神病薬を服用し続けている。数か月前から大量の水分を摂取していた。診察時けいれんはない。血清生化学所見:Na 120mEq/L,K 4.0mEq/L,Cl 90mEq/L。血清浸透圧260mOsm/L(基準275~288)。尿浸透圧100mOsm/L(基準50~1,300)。
正しい処置はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
統合失調症の患者は口渇感を訴えることが多く(原因は不明)

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る