50歳の男性。下痢と体重減少(6kg/6か月)とを主訴に来院した。アルコール依存症で10年前から治療中であった。下痢は食後に増強し絶食により軽減する。尿所見:タンパク(-),糖2+。血液所見:赤血球352万,Hb 10.3g/dL,白血球4,700。血清生化学所見:空腹時血糖200mg/dL,総タンパク5.8g/dL,アルブミン3.1g/dL,総ビリルビン1.2mg/dL,直接ビリルビン0.3mg/dL,AST 150U/L,ALT 80U/L,γ-GTP 120U/L(基準8~50),血清アミラーゼ280U/L(基準37~160),Ca 7.7mg/dL。常食(脂肪50g)摂取で便中脂肪排泄量10g/日(基準6以下)。D-キシロース吸収試験(5g経口法)のD-キシロース尿中排出率は5時間値で40%(基準30以上)。腹部エックス線単純写真(A,B)を示す。
適切な治療はどれか。3つ選べ。