問題番号 : 94E25

58歳の男性。2日連続して血便があったので来院した。それまで便通に異常はなく,腹痛など消化器症状もない。身体所見で貧血や黄疸はなく,腹部では肝を右肋骨弓下に4cm触知する。下腹部に異常な腫瘤はない。血液所見:赤血球392万,Hb 11.2g/dL,Ht 33%。血清生化学所見:総蛋白6.9g/dL,アルブミン3.8g/dL,総ビリルビン1.0mg/dL,AST 45単位,ALT 52単位,LDH 850単位(基準176〜353),ALP 690単位(基準260以下),CEA 32ng/dL(基準5以下)。大腸内視鏡写真を示す。
病変の進展の診断に有用でないのはどれか。

正解
d
国試正答率
83%

画像診断
上画像参照。
上に画像を示す。

Assessment<

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る