問題番号 : 94E11

18歳の女子。トイレを出ようとしたら全身けいれんが起こったため来院した。2か月前から微熱,全身倦怠感,関節痛などを自覚している。体温37.6℃。脈拍80/分。両手指にしもやけ様の発疹を認め,脱毛が目立つ。尿所見:タンパク2+,糖(-)。沈渣に赤血球30~40/1視野,白血球30~40/1視野,顆粒円柱3~4/1視野。白血球2,400(好中球80%,単球8%,リンパ球12%)。
診断に最も有用な検査はどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
若年女性の全身けいれん(①),発熱,関節痛(②)→感染症

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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