問題番号 : 94E4

24歳の初産婦。妊娠38週で陣痛が発来した。児頭の屈曲による第1回旋後,後頭が反時計回りに側方から前方に回旋した。矢状縫合は骨盤の前後径に一致しており,子宮口は全開大している。さらに屈曲していた児頭は漸次伸展に転じ始めた。胎児心拍数図には軽度変動一過性徐脈が出現している。
この時点で適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
60%

選択肢考察
○a 経過観察
 軽度変動一過性徐脈は胎児機能不全徴

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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