問題番号 : 94E3
25歳の女性。左頸部の無痛性腫瘤を主訴に来院した。腫瘤の触診で喉頭の違和感と咳とが誘発され,腫瘤の可動性は左右方向のみで上下方向には動かない。頸部造影CT像(A)とディジタルサブトラクション血管造影〈DSA〉写真(B)とを示す。穿刺細胞診で良性の神経原性腫瘍が疑われた。腫瘤摘出術後に起こる可能性の高いのはどれか。2つ選べ。
画像診断:上画像参照。診断:迷走神経鞘腫<
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。