3歳の男児。運動障害を主訴に来院した。1歳ころから,つかまり立ちができなくなり,お坐りもできなくなってしまった。その後,舞踏病様アテトーゼ様運動が次第に強く出現するようになってきた。内反尖足傾向となり臥位姿勢となった。知的にも退行がみられるようになった。最近,自分自身の口唇や指を強くかむことが多くなり,出血と瘢痕化とを繰り返している。また,乳児期からおむつに赤褐色粉末状結晶をみることが多いという。尿所見:タンパク(-),潜血2+,沈渣に赤血球20~30/1視野。血清生化学所見:尿素窒素22mg/dL,クレアチニン0.5mg/dL,尿酸9.3mg/dL。顔面の写真を別に示す。
考えられる疾患はどれか。