問題番号 : 93F32

47歳の女性。8年前に慢性腎炎の診断をされている。2年前から腎機能が徐々に低下しており,最近軽度の倦怠感を訴えるようになった。尿所見:タンパク2+,糖(-),沈渣に赤血球5~10/1視野。血液所見:赤血球296万,Hb 9.2g/dL,Ht 27%。血清生化学所見:尿素窒素67mg/dL,クレアチニン8.1mg/dL,Na 139mEq/L,K 4.5mEq/L,Cl 103mEq/L,Ca 7.9mg/dL,P 4.4mg/dL,Fe 90μg/dL(基準80~160),総鉄結合能330μg/dL(基準290~390)。
検査値として考えられるのはどれか。3つ選べ

正解
a, d, e
国試正答率
90%

Assessment
正球性貧血(MCV 91 fL)で腎機能障害を認めること

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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