問題番号 : 93F21

5歳の女児。腹痛と発熱とを主訴に来院した。1年前から軽度の腹痛が時々あったが,自然に消退していた。体温38.1℃。眼球結膜に軽度の黄染を認める。上腹部に径約5cmの腫瘤を触れる。肝との境界は不明瞭である。血液所見:赤血球423万,白血球13,200。血清生化学所見:総ビリルビン4.0mg/dL,AST 100U/L,ALT 86U/L,アミラーゼ420U/L(基準37~160)。腹部造影エックス線CT(AB)を示す。
 診断はどれか。

正解
e
国試正答率
60%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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