問題番号 : 93F17

58歳の男性。健康診断で肝機能異常を指摘されたので来院した。23歳のとき十二指腸潰瘍の手術で輸血を受けている。血液所見:赤血球426万,Hb 11.8g/dL,白血球4,000,血小板6.9万。血清生化学所見:総タンパク7.1g/dL,アルブミン3.1g/dL,TTT 12.8(基準0.6~9.4),ZTT 18.7(基準4.0~14.5),総ビリルビン1.0mg/dL,AST 55U/L,ALT 46U/L,コリンエステラーゼ302U/L(基準400~800)。HBs抗原陰性,HCV抗体陽性。
患者管理として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
60%

Assessment
23歳のときに輸血歴があり,HCV抗体陽性からC型肝炎ウ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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