問題番号 : 93F11

40歳の男性。左下腿の安静時疼痛を主訴に来院した。1年前から歩行時に左下腿に疼痛があり,歩行を一時中断すると軽快した。その後,疼痛を感じるまでの歩行距離が短縮し,1週前から安静時疼痛が出現した。左大腿動脈拍動は触知するが,それより末梢の動脈拍動は触知しない。左下腿は蒼白で,冷感がある。右足背動脈と右後脛骨動脈との拍動は触知する。20年間の喫煙歴があるが,2か月前から禁煙している。左下肢のディジタルサブトラクション血管造影〈DSA〉(ABC)を示す。
最も適切な外科的治療法はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。
左下肢動脈造影像である。血管壁は比較的平滑であり,動脈

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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