問題番号 : 93E37

45歳の女性。数週前にかぜに罹患した後から時々朝の尿がコーラ色になることに気付いた。数日前から息切れと動悸とが強くなり来院した。眼瞼結膜に貧血,眼球結膜に黄疸を認める。血液所見:赤血球186万,Hb 4.9g/dL,Ht 16.1%,網赤血球50‰,白血球3,900(好中球82%,好酸球1%,単球4%,リンパ球13%),血小板18万。シュガーウォーターテスト陽性。Coombs試験陰性。
赤血球輸血に用いるのはどれか。2つ選べ

正解
b, e
国試正答率
60%

Assessment
朝の褐色尿,網赤血球数の増加を伴う正球性貧血,シュガーウ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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