問題番号 : 93E35

34歳の2回経産婦。妊娠34週で突然の下腹部痛と少量の性器出血とを訴え来院した。前回の妊娠・分娩には異常はなかった。今回の妊娠前に少し血圧が高いと言われていた。妊娠中は定期的に妊婦健康診査を受けていたが,異常は指摘されていない。脈拍108/分,整。血圧180/110mmHg。腹部は板状硬,子宮口は未開大で破水はしていない。尿所見:タンパク2+,糖(-)。血液所見:Hb 8.5g/dL,Ht 25%,血小板35万,血漿フィブリノゲン200mg/dL(基準200~400)。
胎児心拍数陣痛図で予想される所見はどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
臨床経過からすると前置胎盤とは考えられない。下腹部痛と少

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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