問題番号 : 93E24

25歳の初産婦。妊娠39週で前期破水のため前日から入院していたが,陣痛は自然に発来し,分娩第1期に約8時間を要した。現在,分娩第2期に入って約1時間経過。産婦は陣痛による疼痛と疲労とを訴えている。子宮収縮は規則正しいが,間欠は約2分。児の先進部は頭部で下降度はSP +1cm,小泉門を2時の位置に触れる。時折羊水の漏出が認められるが,性状は透明で悪臭はない。胎児基準心拍数は140~150/分で細変動は10/分,一過性頻脈を認めるが一過性徐脈はみられない。
次に行うべき処置はどれか。

正解
e
国試正答率
30%

Assessment
・分娩第1期に約8時間,分娩第2期に約1時間
・子宮収縮

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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