問題番号 : 92E38

29歳の女性。水泳教室の指導員として勤務をはじめて3か月目ころから嗄声を自覚するようになった。はじめのうちは,勤務の休みの翌日は元の声に戻ったが,最近では嗄声の回復傾向がみられないので来院した。喉頭鏡検査では両側の声帯の前3分の1の部分に結節様隆起が認められる。
治療として適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
60%

診断:声帯結節

選択肢考察
×a 気管切開

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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