問題番号 : 91F41

24歳の女性。動悸と手の震えとを主訴として来院した。2か月前から体重の減少,発汗の増加および下肢の脱力感を自覚している。近医で両眼瞼部の腫脹と前頸部の腫脹とを指摘されている。発熱や頸部の疼痛はない。母親が以前に同様の症状を呈したことがある。
予想される血清の検査所見はどれか。2つ選べ

正解
a, b
国試正答率
90%

Assessment
・24歳と若い女性
・動悸と手の震えを主訴,体重減少と発

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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