問題番号 : 91F36

23歳の男性。10日前に38℃ の発熱と水様性下痢とがあった。4日前に足底と手掌とにしびれ感が生じ,その後両手足の脱力が進行した。階段の昇降ができなくなったため来院した。意識は清明であり,四肢筋力の中等度の低下と深部腱反射の消失とを認める。不随意運動や表在感覚低下はない。
考えられる検査所見はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
階段の昇降ができなくなったことから,近位筋優位の筋力低下

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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