問題番号 : 91F25

3歳の女児。5日前から1日5,6回の下痢があり,近医で治療を受けていた。今朝から下痢便に血が混じるようになった。昨夕から尿量が減り,今朝1回暗赤褐色の尿が少量出た。元気がなく,顔色不良となってきたため来院した。体温37.6℃。血圧132/88mmHg。意識は清明。顔面蒼白で,眼瞼結膜は貧血状である。肝,脾は触知しない。赤血球240万,Hb 7.2g/dL,白血球10,200,血小板6万。血清生化学所見:尿素窒素46mg/dL,クレアチニン3.0mg/dL。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
この患児で予想される検査所見はどれか。3つ選べ

正解
a, b, e
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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