問題番号 : 91E14

56歳の男性。10年前から肝機能障害を指摘されていた。1週前から腹部膨満感を訴えていた。今朝,家族の呼び掛けに応答しないので,救急車で来院した。外的刺激には反応する。眼球結膜に軽度の黄疸を認める。腹部は膨隆し,肝,脾は触知しない。赤血球390万,Hb 12.8g/dL,Ht 36%,白血球2,800,血小板5万。血清生化学所見:血糖115mg/dL,総タンパク5.9g/dL,アルブミン2.5g/dL,総ビリルビン3.8mg/dL,直接ビリルビン1.8mg/dL,AST 80U/L,ALT 50U/L。
意識障害の診断確定に必要な検査はどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
90%

Assessment
10年前からの肝障害,黄疸があり,腹水貯留を疑わせる腹部

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る