問題番号 : 91D23

1歳の男児。1か月前に首に小さな「ぐりぐり」があるのに母親が気付いた。翌日,近医を受診しリンパ節が腫れているといわれた。その際,赤血球420万,Hb 12.4g/dL,白血球8,200(桿状核好中球6%,分葉核好中球26%,単球3%,リンパ球65%)であった。その後もリンパ節を同じように触れるため来院した。体温36.8℃。全身状態は良好。両側の側頸部に大豆大以下のリンパ節を数個ずつ触れるが圧痛はない。肝,脾は触知しない。
適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
60%

Assessment
全身状態も良好で,発熱,白血球増多,貧血,血小板減少もな

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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