問題番号 : 90E45

16歳の女子。2週前から急に口渇と易疲労感とを自覚して来院した。身長158cm,体重42kg。体温36.5℃。脈拍72/分,整。血圧112/72mmHg。意識清明。尿所見:タンパク(-),糖3+,アセトン体2+。血液所見:赤血球410万,Hb 12.5g/dL,白血球8,000,血小板23万。血清生化学所見:空腹時血糖320mg/dL,総タンパク7.0g/dL,アルブミン3.7g/dL,尿素窒素15mg/dL,クレアチニン0.8mg/dL,総コレステロール160mg/dL,AST 29U/L,ALT 15U/L,LDH 210U/L(基準176~353),Na 138mEq/L,K 4.2mEq/L,Cl 98mEq/L。抗膵ラ島細胞抗体〈GAD〉陽性。
適切な治療薬はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
・16歳の女子
・2週前から口渇と易疲労感→急性発症の口

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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