問題番号 : 90E30

53歳の女性。下腹部の膨満感を主訴として来院した。内診と画像診断とで両側の卵巣腫瘍が確認され卵巣癌と診断した。開腹手術を行ったところ,左側卵巣に手拳大,右側卵巣に鶏卵大の一部充実性腫瘤を認めた。子宮および卵管表面には約1cmの播種巣が数か所存在したが,いずれも骨盤内であり,その他の部位には病変は認められなかった。摘出卵巣腫瘍のH-E染色標本を別に示す。砂粒小体の沈着を伴う腺癌である。
この患者について正しいのはどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
60%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る