問題番号 : 90E27

58歳の女性。3年前に子宮頸癌の手術を受け,その後定期的に検診を受けていた。半年前に骨盤内再発を認め,時々血尿を指摘されるようになった。3日前から尿量が一日約600mLに減少し,昨日からは排尿しようとしても数滴の血尿しか出なくなった。両側の経皮的腎瘻を作成し,腎盂留置カテーテルを設置した。
起こりやすいのはどれか。2つ選べ

正解
c, d
国試正答率
30%

診断:子宮癌局所再発が膀胱浸潤したことによる腎後性無尿

選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る