問題番号 : 90E20

27歳の女性。最近,両手の力が入りにくいのに気付き,風呂の温度が手で分かりにくくなったので来院した。神経学的には右側の眼瞼下垂と縮瞳とを認める。両上肢前腕部に軽度の筋萎縮を認める。深部腱反射は両上肢で消失しているが,下肢では正常である。両上肢から胸部にかけて温痛覚は消失しているが,触覚は保たれている。
診断はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
①上肢を中心とする宙吊り型の温痛覚低下
②下位運動ニュー

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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