問題番号 : 89E33

40歳の男性。精神疾患の既往はない。慢性活動性C型肝炎の診断で,インターフェロン-αの初期量を14日間連日投与され,続いて維持量を週3日の割合で投与され2週間になる。数日前から強い不眠と易疲労感とを訴えるようになった。興味の消失,寡黙,食欲減退および自殺念慮を認める。
この患者に適切な対応はどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
精神症状から,うつ病または抑うつ状態が考えられ,インター

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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