問題番号 : 89E28

70歳の男性。45歳のときに健康診断で高血圧を指摘されている。65歳ころから軽度のタンパク尿が時々認められている。2年前から尿素窒素の上昇が認められ徐々に悪化してきたため入院した。身長160cm,体重58kg。血圧180/110mmHg。左足背動脈を触知しない。血清生化学所見:尿素窒素55mg/dL,クレアチニン5.0mg/dL。腎臓エコー検査で左腎に径0.5cmの囊胞を1個認める。
この患者の所見として考えられるのはどれか。3つ選べ

正解
b, c, e
国試正答率
90%

Assessment
長期の高血圧症の既往があり,タンパク尿を指摘されていたと

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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