問題番号 : 89D47

45歳の男性。頭痛と右足第1中足趾節関節の発赤と疼痛とを訴え近医を受診した。非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の投与により症状は軽快したが,腎機能低下が判明し紹介され入院した。8年前からタンパク尿がある。3年前に高血圧を指摘されていたが放置していた。血圧172/104mmHg。脈拍74/分,整。尿所見:タンパク(+),糖(-),沈渣に赤血球10~20/1視野を認める。血清生化学所見:総タンパク6.2g/dL,尿素窒素66mg/dL,クレアチニン6.2mg/dL,尿酸11.4mg/dL,Na 132mEq/L,K 5.4mEq/L,Cl 92mEq/L。
適切な治療薬はどれか。2つ選べ

正解
c, e
国試正答率
60%

Assessment
・45歳の男性
・頭痛,右足第1中足趾関節の発赤と頭痛で

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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