問題番号 : 89D45

24歳の男性。右腰背部の疼痛を訴えて来院した。2年前から同様の症状が数回あった。薬物の服用はない。脈拍68/分,整。血圧128/72mmHg。上腹部に軽い圧痛を認める以外身体所見に異常はない。尿所見:タンパク(±),糖(-)で尿沈渣の写真(巻末No.3カラー写真)を別に示す。
この患者の治療として適切なのはどれか。3つ選べ

正解
a, d, e
国試正答率
60%

画像診断
・尿沈渣は六角形の平板な結晶がみられ,シスチン結晶である。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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