問題番号 : 89D33

20歳の女性。半年前から易疲労感に気付いていたが,1週前から鼻出血をきたしやすくなり来院した。脾は触知しない。尿所見:タンパク(-),ウロビリノゲン2+。血液所見:赤血球250万,Hb 8.0g/dL,白血球6,800,血小板1.5万。血清生化学所見:総ビリルビン2.0mg/dL,直接ビリルビン0.3mg/dL。骨髄穿刺所見:赤芽球系の過形成と巨核球数の増加とを認めるが,そのほかに異常を認めない。
予想される検査所見はどれか。3つ選べ

正解
b, d, e
国試正答率
60%

Assessment
中等度の貧血と血小板減少を認め,間接ビリルビン優位の上昇

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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