問題番号 : 88E50

45歳の男性。生来健康であったが,長年の飲酒歴がある。3年前に離婚した。この頃から飲酒量が増え,連日朝から飲酒するようになった。数日前からの悪心,嘔吐および少量の吐血で入院した。入院2日目から手指の振戦,発汗がみられ,夜間の不眠,不安および焦燥感が増強した。
この患者に予想されるのはどれか。3つ選べ

正解
a, d, e
国試正答率
60%

診断:振戦せん妄

選択肢考察
断酒後,不眠,不安

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る